「キャメラマンは、色気だよ」
まだまだ駆け出しだったころ
いっしょにテレビ番組を作っていた
とあるディレクター(監督)に
いただいた言葉です
正確に再現すると
「かわいちゃーん、
キャメラマンは色気だよ」です
今でも胸の奥にしまって
思い返しては原点に立ち戻らせてくれる
大切な言葉です
【色気】を辞書で引くと
①色の調子、色合い
②異性を惹きつける魅力
③愛嬌、愛想
④物事に対する積極的な気持ち、野心
という意味があるそうです
どの意味を含めての言葉だったのか
その時はまるでわかりませんでしたが
今にして思えば、多分④番
生真面目すぎるカメラワークで
積極性がなく
いったい何を伝えたいのか
映像から読み取れなかったのでしょう
映像には、よくも悪くも
〝感情〟が映し出されます
もっというと
キャメラマンの〝人間性〟が
描かれると思っています
そういう意味でいうと
【色気】の②番③番も
必要不可欠なのかもしれませんが
②番に関しては
異性・同性・老若男女を問わず
ひとを惹きつけてやまない
キャメランでありたいというのが
永遠のテーマです
もちろん①番の
〝色の調子、色合い〟は
何よりも意識しています
寒くなるにつれて
だんだんと葉っぱが色づく季節となりました
癒しと安らぎの色をさがしに
今年も旅してきます
色気ある
キャメラワークで