〝モウソウ〟のタネをまく
歩いて、観察して、
土地のひとに話を聞いて
〝わたし、このまちが好きになりました〟
植物を愛し
植物分類学のみちを歩きぬいた
牧野富太郎先生を
生涯かけて支え続けた妻、寿衛子さんの言葉です
今年4月、連続テレビ小説
『らんまん』の放送が始まってからすぐ
不思議な縁に導かれるように訪ねた
高知県・牧野植物園
先生の偉業を知り、先生の遺されたお言葉に
激しく心、動かされて
今の時代に語り継ぎたい
魂のメッセージとして
受け取らせていただきました
この経験が、今の
地域大好き番組〝まにみち〟の
心柱となっています
今朝放送された、ワンシーンは
〝まにみち〟が思い描く姿と重なって
とっても〝胸アツ〟な展開でした
そうしてまちを好きになった寿衛子さんは、
明治中頃の未開拓の渋谷のまちで
待合茶屋を開くことを決意し
まちのひとに、こう語り掛けたのでした
〝まずは、妄想のお話を〟
今の渋谷の発展が〝妄想〟からという視点が
なんとも愉快痛快に思えます
このシーンは、今や社会問題でもある
やせ細っていこうとしている
地方への
限りないエールであり
水やり
のようにも思えました
「モウソウという植物があって、
種をまかんことには芽をださんき」
牧野富太郎先生になりきって
この先のまちを妄想してみます