集中力と切りかえ
〝集中力と切りかえ〟は
プロとして仕事する身にとっては
必要にして必須の素養
とは思っていますが
やろうとしてできるときもあれば
できないときも
あります
特に
命の重さを身に染みて思うときほど
むずかしいことは
ありません
わかっていても
どうにもならないことが
あると
わかっていても
そんなときに
例えば、一本の電話があって
その声にほっとしたり
ちょっとお茶でも淹れてみたり
切りかえようと意識していなかったことに
救われていたと
ひとつの仕事をやり終えてから
「ああ、あれが切りかえてくれたんだ」
と、あとになって気がついて
そうして集中できたのだと
ありがたいタイミングがあっての
集中力だと考えると
自分一人で
ものづくりしてんじゃないなと
思えて、うれしくもなります
ただ今の目の前にあることに
思いを寄せる
そんな集中力と切りかえのきっかけは
ひととひと
ひとともの
ひとと生き物との
ふれあいに
あるのでしょう