8月31日までが夏休み、というのはひと昔前までの〝あたりまえ〟でした。
今年の2学期は29日の月曜日はじまりだったそうです。
あと3日!まだ3日!
特別なひと夏のドラマのクライマックスは、ラスト3日間にこそあったと
半世紀ほど前の遠い記憶を旅したりしています。
立夏から処暑への節目をまたいで、今年はずいぶんと海旅をさせていただきました。
わがふるさと瀬戸内海、
きびしいようでやさしい色に惹かれた日本海、
どこまでも航海して行けそうな大いなる希望が湧いた太平洋、
ひと夏の経験と呼ぶにはあまりにも豪華な〝宝物〟をいただいた気がしています。
それぞれの海を訪ねて感じたことは、
「やっぱり瀬戸内海が好きだ」
という一語に尽きます。
「古きをたずねて新しきを知る」になぞらえると
「遠きをたずねてふるさとを知る」
その場所に行ってこそ、その土地の空気を吸ってこそ感じられる風土があるということを
原点に立ち返って肌で感じた夏でした。
この経験をどう生かすか
おとなの宿題に
提出期限はありません。が、
作品にちりばめて
お届けしたいと思っています。