まあなんて暑さでしょう、暑すぎます。とこう書くだけでもう汗が出そうです。
ここだけの話ですが前回7月の第4金曜日(22日)にお届けした〝まにみち〟のオープニングに少しでも涼を感じていただこうと、
映画「南極物語」の〝♩ちゃーん、ちゃーん、ちゃーん、ちゃーぁぁんん〟のあの音楽を選ぼうとして画面とあまりにかけはなれていたのでやめました。
寒い国からの心地よいサウンドを探していた時、ふっとひらめきが舞い降りました。
2010年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」のサントラです。
作曲は窪田ミナさん。アイルランドの民族音楽〝ケルト〟の旋律を巧みに取り入れていて
どこかなつかしい響きのする音楽に惹かれて
CDを手に入れていました。
ということで南極ではなく北極圏の音楽がはまりました。
曲のサブタイトルも〝青海波(せいがいは)〟
海へと誘うイメージにピッタリでした。
このようにしてBGMの選曲にはできるかぎりの意味を重ねたいという思いがあります。
齢20歳で初めて作った自主映画「盗賊紳士」をプロへの登竜門でもあるコンテスト「ぴあ・フィルムフェスティバル」に応募して、入選叶わず返却された作品評から受けた衝撃波が、今の心柱となっているからです。
『音楽の使い方にまとまりがない』
(審査委員長:大島渚監督)
心機一転し2年後の1986年、大学の卒業制作で仲間と造った「愕然」で入賞作22本のうちの1本に選んでいただきました。
(コンテスト開催は1988年。
監督:紋侍十兵衛は柳生十兵衛から着想したペンネームです)
https://pff.jp/jp/collection/oh-my-god.html
ひとさまの創作物である音楽=BGMをていねいに選ばせていただくこと。
自分も創作するひととして、ずっと肝に銘じています。