サウンドトラック、略して〝サントラ〟は、
元々は上映用フィルムの画像コマの隣に、光または磁気で焼き付けられた音声用トラックのことです。
今では映画やドラマの音楽(BGM:バックグラウンドミュージック たまにセリフや効果音の入った純粋サントラもあります)を収録したレコードやカセットテープ、CDになって感動の記憶を留めてくれています。
1978年8月公開のシリーズ2作目にして完結編(当時はそう信じてました)
「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」
このレコードが生涯初の〝サントラ〟です。
作曲・指揮は第1作と同じく名匠宮川泰さん。
上映前に発売されたものですから擦り切れるまでレコードを聞き倒して映画館(地下1階岡山セントラル劇場!)でレコードと同じそのままの音楽が大音量4チャンネルスピーカーから鳴り響いた感動と興奮は今でも忘れられません。
「白色彗星」という敵のテーマ曲にはパイプオルガンが使用されていて、もうあちらこちらがビビビビと振動するほどの迫力(今でいう4DX効果)を実体験できたことが、のちの〝マニアックなみち〟へとつながったのだと思います。
折しも、「くらしき作陽大学・作陽短期大学」オープンキャンパスでオープニングに演奏されたパイプオルガンの音色に息をのんだばかりでした。
後日、オープンキャンパスの総合監督をされたサクソフォン奏者の長瀬敏和先生は、インタビューの中で
「あまりにも好きすぎて私は、パイプオルガンになりたいと思っていた。パイプオルガンの一部として演奏したい。
なんだかおかしいです。」
と仰っていました。
〝なんだかおかしい〟ほどに好きすぎるってほんとにしあわせなこととしみじみ思います。
エモーショナルな心ふるわす曲が大好きな私のサントラ熱、今では作品づくりの選曲に一役買ってくれています。
ひそかに、いつかサントラ・パーソナリティとしてラジオでしゃべり倒したいと夢見ています。
そのための〝教科書〟も買っています、前世紀に(1999年)。