空の雲の表情が、まるで夏休みに入った7月後半のようだったのでまさかや。。。と思っていると、
「梅雨が明けたもよう」との知らせがラジオから流れてきました。
6月14日(火)に「梅雨に入ったもよう」とされてからわずか14日、観測史上最短だそうです。
記憶のかぎりではたった2日間、でした雨の日は。その貴重な一日が、6月21日(火)夏至の日でした。
夏至といえば、1年のなかでいちばん昼間の時間が長い日ですから、これまではお日さま中心の思考で撮影を考えていました。前日の予報も雨。当日も雨、でしたので〝夏至の節目の映像〟を今年は撮ることをしない選択をしていましたら、、、「撮らないん?」と友からの言葉に電流火花が走りました。
あわてず急いで近くの神社へ向かい、雨粒にゆれる初夏のサクラを背景に〝雨の夏至の風景〟をカメラに収めることができました。
思えばこの春からのテーマは「固執を溶かす」でした。
これまでの、こだわることが美徳と信じて行動していた自らの思考の壁をこわすことで、もっと広い世界に生きる。
梅雨が明けた今日という日に、あの雨の夏至の日に行動し撮影できた歓びを、しみじみと思っています。
きっかけをつくってくれた友には、感謝しかありません。
高梁川のお向かいさん、倉敷市連島地域に広がるれんこん水田は今、まるで緑色の大海原のようにハスの葉っぱが生い茂っています。
もうすぐ花開きそうなハスの花が、雨をまちわびるように凛と空に向かって伸びていました。
ホントは〝こりかたまった思考〟では、「雨上がりの水玉が葉っぱの上でゆりかごのようにゆれてる風景」なんてのを狙っておりました。
大自然の広さは、そんな固執なんて相手にもしていません。
〝いまを観てごらんなさい〟
そう、あるがままの風景が語ってくれているようでした。