「おまん、誰じゃ?」
今年9月末まで放送されていた
連続テレビ小説『らんまん』
〝牧野富太郎〟先生をモデルとした主人公
〝槙野万太郎〟が初めて出会った植物に
問いかけるときのセリフが
「おまん、誰じゃ?」です
『らんまん』の初回、このセリフに始まり
最終回もこのセリフで、幕を閉じました
新種を発見した興奮まで伝わってくる
印象的な言葉です
今日は午後から
河川敷に群生しているであろう
セイタカアワダチソウを探して
高梁川を北上しました
もう花の季節は終わりごろなのでしょうか
思ったような〝黄色く広がる風景〟には
出会えませんでしたが
ふいに入った細道が
アスファルトからジャリのみちに変わって
広い野原へと続いていました
こんなに広い河川敷があったとは
高梁川のふところの深さを
改めて思いました
ここは、倉敷市酒津にある〝八幡山〟のふもと
東に高梁川が流れ
西は、かつての〝柳井原貯水池〟で
今は、平成30年の西日本豪雨災害を期に
小田川のつけかえ工事が行われている所です
偶然にも今日は、小田川の新しい水路
(八幡山の西)への
通水が行われる式典が
行われていたそうで
小田川からの水が通る〝歴史的な瞬間〟を
一目見ようと
たくさんの人だかりができていたところを
通りがかりました
真備の小田川に咲くセイタカアワダチソウを
探すつもりでしたが
Uターンして、再び高梁川に戻り
小田川との新しい合流地点で
流れてくる水を待とうと
思っていましたが
現場の国土交通省の方に話を聞くと
合流地点に小田川の水が流れてくるのは
まだまだ先のお話で
早くて今年度末になるそうです
小田川のそばで暮らす方たちにとっては
まさに〝悲願〟の付け替え工事
無事の成功と安全を
祈るばかりです
広野に立つ一本の
セイタカアワダチソウ...のようでもあり
セイタカアワダチソウ...とは
ちょっとちがうような子に出会えたのは
そんないきさつからでした
かねてより
セイタカアワダチソウには
いろんな品種が
〝あるのでは?〟とは思っていましたが
見るからにユニークな
なんとなく
フリスビーを投げて得点を競うゲームの
〝ゴール〟というか〝ポスト〟に
見えなくもありません
もっと見直されていい
といいましょうか...
自分自身が〝見直したい〟と思いながら
探求しています
どこかから、疑問を投げかける声が
聴こえてきます
『どういて(どうして)
牧野式植物図鑑をひらかんがか?』
...と