ふたたび真備、小田川へ
どうにも、きのう出会ったことに対して
素通りする、というのは
無責任な気がして
今日ふたたび、真備をたずねました
小田川と高梁川とのつながりは
下流の玉島に暮らしている
私たちと、決して無関係ではありません
西日本豪雨から5年という年月を
ゆく川の流れのように
「去りゆく記憶にしてはなりません」
と、誰かに
導かれたような気さえします
そのきっかけが
〝セイタカアワダチソウ〟
ですから
まったく縁は異なものです
なにも知らずに誤解したまま
〝セイタカアワダチソウ〟を探求していなければ
小田川の水を新しい流れに通すことも
気がつかないでいたことでしょう
大切なことは
今ここで懸命に行われている工事を通して
小田川とともに生活している方たちへ
思いを向けることと
思うのです
そうして思い起こして
〝忘れないでいること〟と
だから今日は、車をおりて歩いてみました
すると、小田川に架かる〝南山橋〟のたもとで
自転車に乗った
真備に暮らすお父様とお会いしました
ほぼ毎日、工事の様子を
橋の上から眺められているそうです
聞けば、
平成30年7月7日の豪雨では
ご自宅は屋根まで
つかったそうです
小田川の付け替え工事のことをたずねると
「これができたら、安心じゃ」
と、満面の笑みをたたえて
答えてくださいました
〝まにみち〟のことをお伝えすると
声のみのご出演を
快くお許しいただきました
地元の方の〝生きたお言葉〟とともに
次回、第206回〝まにみち〟で
お届けいたします